上座当屋での羽衣・道成寺・猩々2011/02/18 00:29

 当屋での後半の能。「羽衣」
羽衣

羽衣

羽衣

羽衣

次の狂言は「釣女」 西宮とどう違っていたかな?
釣女

釣女
太郎冠者はめんこい、主人は?

能「道成寺」 黒川能の乱拍子はつま先をあげないで、踏んで行く。
一時つま先をあげていたが、BBC放送の録画の時から昔の型にもどした。(現場にいて、音の小さいライツミノルタで撮影していた)

能力が鐘を運ぶ
能力が鐘を運んでくる
鐘を吊る
能力が鐘をつる。
白拍子登場
白拍子が登場、能力に舞を奉納したいという。
乱拍子
黒川能のつま先を上げない乱拍子。下座の「鐘巻」はつま先を上げる。(五流と同じ型)

つま先
乱拍子を踏んで行く。 黒川流の乱拍子
じゅそうが寝静まるのをまつ。
住僧がねていることを見つめる。
能力もねている
能力が寝ていることを見つめる。

鐘入り
スキを見て鐘に飛び込む
鐘に飛び込む
もう少し止めて撮りたかった!!
住僧の読経により、鐘があがり鬼女が出現!

僧の法力により鬼女は日高川に飛び込み消えて行く。
止めの拍子を踏む住僧。 道成寺が無事終了!

狂言最後の演目は「こんかい」釣狐の古名です。

友人の来年の年賀状に使うから写真撮れといわれて脇正へ?
伯蔵主が古狐に戻る

古狐の飛翔 カメラ追いつかず残念
横になって休息する古狐。この型はタブン初めての型!工夫して入れたそうです。
ネズミの油揚げを食べたい古狐
罠にかかる
黒川のこんかい(釣狐)では、猟師に捕まってしまう。
[追記:そういえば和泉流の釣狐を撮影したとき、後見を野村万作師が勤めていたのを撮影したことがある、芸大つながりで生徒の芸を、厳しい眼差しで見ていたのが印象に残っている]

最後の能「猩々」



明け方の5時ころ、全部の能が終わった。
(猩々は祝宴で舞うことがある、壺に本物の酒を入れて直面で、本当に酒を飲んで舞う。)

2月1日の夕方6時から始まった、大地踏・式三番・能5番・狂言4番すべてが終わり、上座能太夫釼持賢一師が当屋当人の釼持松雄師に挨拶をする。
能太夫が当屋当人に能が終了を報告
祭りで使った、春日神社の掛け軸は受当屋の衆が確認して持って行く。神様が神社と受当屋へ帰って行き、祭りのあとの寂しさが漂ってくる。

祭りを取り仕切る所帯持ちが祭具を確認して、上下をつけた受当屋の人に渡す。受当屋では朝の6時頃から、親戚・関係者が沢山あつまり、祝宴がひらかれる。
御神面を入れるお宮は、棚上がりの若い衆に背負われて、宝蔵へ帰って行く。(神面は筺に入り(所仏則翁面)神社にもって行く)

上座は今日使う能面・装束を神社へ運び、太夫・当人・王祇持ち・提灯持ち・棚上がりの若い衆は、遊びの庭で下座が、榊屋敷から出てくるのをまつ。(下座は榊屋敷で大地踏と七度半の使いを待つ)前のブログ参照。

長いので、今回はここで終了。

今回の王祇祭はNHKのBSで全国放送の予定があるらしい。
情報がわかりましたら。書き込みます!!

キャノスキャンの件2011/02/18 22:32

 キャノスキャン9000F の 性能について、おたずねがありました。 私がおもに撮っているのは肖像権のある写真が多く、性能をお知らせするために大きいデータで、貼り付けられません。
 出来ましたらキャノンのショウルーム(銀座等)にフィルムとメモリーカードを持ち込み、ためしてください。あわせてエプソンのショールームでも同じフィルムをスキャンしてみれば、性能比較もできます。
 下の写真は昨日スキャンした古いフィルムからデジタル化したものです。
杜若
杜若のきまり形です。 下の写真は退色補正をかけた写真です。
杜若退色補正したもの
黒川能 春日神社 下座「杜若」
フィルムサイズ6×6 ハッセル標準レンズ 使用

所仏則翁
「所仏則翁」翁太夫・釼持源三郎師 今から30年位前の写真!!
使用カメラ マミヤ か ペンタックス67(マミヤかもしれない)

実盛
水焔能での下座能「実盛」 これは35ミリフィルムカメラ

 もうすぐ 黒川蝋燭能 が春日神社でありますね。最近は行ってないな!!演目 上座「山姥」上座狂言「釣女」下座能「張良」です。
私はアルバイトがあり残念ながらゆけません。

NHK山形放送局制作の黒川能ドキュメンタリーの放映があります。
3月25日(金) NHK総合 午後10:00~10:45
3月22日(火) NHKBS 午後 8:00~
3月29日(火) NHKBS 午後 1:30~
すみませんが時間と曜日は確認してください。
 ことによると私が撮影した写真が1~2点番組で使われるかもしれません!!

黒川能の話はまた明日!

黒川能ブログその22011/02/18 23:53

1日4本のバス。最終バスで鶴岡へ
黒川能を見に行かれた方のブログを勝手に貼り付けました。

月扇堂手帳 さん
http://blog.goo.ne.jp/luna2816/

クリコの観能日記
http://kuriko.jugem.cc/

好雪録 村上たたう 古典演劇評論
http://www.murakamitatau.com/blog/

農家のの。 の。 [黒川能下座の方?]
http://blog.goo.ne.jp/ishijirou/
[追記:作者大杉のあの方かなと思いましたが、違うらしい、ひょっとしてあの人かもしれない!ヒントはいしろ家、ことによると黒川の一番はずれの集落か、ますます解らなくなった!!]

[追記2:つぶやき読んでいて、何で「一角仙人」が木地師につながるかと思っていましたが、つながりは[山]ですか、龍神が閉じこめられてしまった岩山と理解してよいのでしょうか、知識不足です。ご存じの方がおりましたら、ご教授オネガイします!!]

ここに貼り付けておくと便利なので、不都合があれば削除します。

 ブログを読んでいたら黒川能王祇祭をキャンセルされた方は1名という記事を読みました。みなさん、なんとか黒川へたどり着いたのですね。

 私は羽越線・陸羽西線が止まっているので、山形からの長距離バスで月山越えで(約2時間)黒川へ行きました。

 写真は3日の夕方、松根から鶴岡へ出るバスを待つ。当屋でいただいたお酒が気持ちよく回っている。 左側の道路上の赤い2つの点がバスのライト。 夜10時過ぎ鶴岡から渋谷行きの夜行バスに乗る。