今年も黒川能へ行ってきました。2010/02/13 02:27

1日夜6時から明け方5時頃まで着用
今年で35回目の黒川詣で! いろいろ裏話も聞いてきました。 ブログのアクセス方法を忘れて、いろいろ試してやっと書き込み可能になりました。毎日とは行きませんが週1位で書き込みます。 黒川能は一晩中大蝋燭をつけます。その煤です。 私はいつも蝋燭番の隣で拝見していますので、毎回こんなに肺に入っていたかと思うと・・・・・です。

夜行バスに乗り遅れる!2010/02/13 02:41

上座千歳・剣持不思議師
1月31日渋谷発鶴岡行きの夜行バスに乗る予定が、いろいろ遅れて、乗車場所に着いたら、バスは出た後。
たぶん大宮に行けばバスに乗れるだろうと、渋谷から埼京線で大宮へ、なんとかバスに乗れて無事に鶴岡へ行けました。
大宮で黒川能上座の剣持不思議さんと会ったので、鶴岡から黒川まで車に乗せて頂く。
王祇降ろしは間に合わなかったが、当屋での冠子供の撮影はギリギリセーフ。
お雑煮を2杯いただき、朝食もなんとかなりました。
写真は上座千歳の剣持不思議さん。

2010年王祇祭演目2010/02/13 10:44

上座当屋大地踏・斉藤聖那
2010年王祇祭の演目

上座当屋/上の山
当人・五十嵐喜市さん(77)=屋号・候阿弥
会場:黒川上構造改善センター
大地踏・斉藤聖那 / 式三番(上は所仏則翁) 
能「難波」狂「末広」能「融」狂「花折新発意」能「井筒」
狂「靭猿」能「船弁慶」狂「節分」能「老松」
上座神社 能「難波」 大地踏・斉藤真之介

下座当屋/大杉河原
当人・清和喜一郎さん(81)=屋号・治四郎
会場:黒川下地区交流伝承の館
大地踏  / 式三番
能「高砂」狂「三本柱」能「範頼」狂「瓜盗人」能「杜若」
狂「茶壺」能「鐘巻」狂「こんかい」能「嵐山」
下座神社 能「高砂」 大地踏・成田誠也

上座下座が同時に公民館(通称)を使ったのは初めて。
今後の流れとして、公民館に補助金が出て、楽屋として使える部屋を増設した(昨年・二千万円・三カ所増築(要チェック))ので、公民館を使う家が増えると思います。
来年の上座当屋も公民館使用を検討していると、もれ聞きました。
下座の「杜若」は当屋当人の奥様が「親戚でやった杜若がよかったので、うちでも」とリクエストがあったと聞きました。
「鐘巻」と「杜若」が出ると二番目ものが、時間の短い能が必要になり「範頼」を復曲した、とのことです。
「鐘巻」は昨年も演能されたが、今年は会館の増築竣工披露をかねた、ご祝儀です(らしい)

難波と高砂2010/02/13 11:50

能「難波」シテ遠藤洋一
黒川の脇能
上座の脇能で一番上演回数の多いものが「難波」だと思います。
下座は当屋当人の奥様が健在の場合は「高砂」です。

黒川能は能の演目を分けて上演している関係で、上座は「高砂」を演じられない。ただし謡だけは、ご祝儀で謡います。
(昔の資料では、上下演じた演目もある)

「難波」を最初、観世流で見たときは驚きました。ノチが違っていました。梅若研能会で小書が付いたときは黒川と同じでした。(ただし私が見た時はノチの面を変えていました。
写真でお見せできれば一番いいのですが、肖像権の関係があり、難しいですね。

写真は黒川能の「難波」後シテ遠藤洋一さん(大地踏の写真は最初に撮ったのが洋一さん)上手です。

当屋の使い2010/02/15 00:12

五十嵐候阿弥家の当屋の使い
王祇祭の前日、当屋の使いが集落内の家々を3人で回る。

「明日はおえさけをひらきまァーす、ご家内のこらず、おいでくださりませえと、もうしこします・・・・」というような口上を玄関前で述べて回る。
何軒かの家には座敷に上がり、口上を述べる。そのあとが大変、小一時間くらいごちそうが出て酒をいただく。
9時ころ当屋を出て、自分の割り当てられて家々を回って、帰り着くのは午後4~5時ころ、皆さんかなりできあがっています。(何年か前は救急車騒動があったな、私も乗ったけど)

当屋の使いは、祭り当日つまり2月1日も3人で集落内を回ります。
上座の場合は上座内ですが、寄付をしてくれた下座地区にもゆきます。

話が変わりますが、今日は(昨日だね)矢来能楽堂で「采女」と「鵺」を撮影。
「采女」(シテ中所宣夫・注宣の字が違っています、変換できません)は2時間をこす能ながら、時間を感じさせない、よい能でした。

「鵺」(シテ桑田貴志・昨年道成寺を拓いた)いつもは正面から撮影するのですが、今回は記者席から撮影、この能は正面から撮るのが正解。微妙に面の角度が横からになり、鵺が退治される場面のよい写真が撮れなかった。写真は撮れなかったが、キレのある舞だった。

おみやげにバレンタインのチョコレートをいただいた!