説教節の聞き比べ ― 2010/11/19 00:20
最近、薩摩若太夫師と若松若太夫師の説教節を続けて聴く機会があった。
薩摩若太夫を聴いたのは国立小劇場で、秋川歌舞伎公演があったので、そのとき袖から聴いた。(撮影もしたが写真は遠慮して出しません) このときは八王子車人形との競演で演目は「小栗判官矢取りの段」 そのあと第13回若松若太夫独演会で「小栗判官矢取りの段」(弾き語り)を聴き、薩摩派と若松派の主張の違いが判ったような気がした。
若松若太夫は高音域が良く、三味線の手も多い。
薩摩若太夫は低音域が良く、三味線の手は若松派に比べると少ない感じがした。
写真は第13回若松若太夫独演会より。10月6日
薩摩若太夫を聴いたのは国立小劇場で、秋川歌舞伎公演があったので、そのとき袖から聴いた。(撮影もしたが写真は遠慮して出しません) このときは八王子車人形との競演で演目は「小栗判官矢取りの段」 そのあと第13回若松若太夫独演会で「小栗判官矢取りの段」(弾き語り)を聴き、薩摩派と若松派の主張の違いが判ったような気がした。
若松若太夫は高音域が良く、三味線の手も多い。
薩摩若太夫は低音域が良く、三味線の手は若松派に比べると少ない感じがした。
写真は第13回若松若太夫独演会より。10月6日

前座の若松由太夫師の「さんしょうだゆう」三味線は柏木孝夫師

由太夫は二代目若松若太夫の孫にあたる方。今回高音域の響きがたいへん良くなっていることに気が付いた。以前はちからまかせに謡っていたような感じだったが、今回の「さんしょうだゆう」では、聴かせどころでは、声が伸びていて、若松派の特徴(?)高音域を丁寧に謡っていた。これからが楽しみだ!
若松若太夫は二題でトリが「小栗判官矢取りの段」

薩摩若太夫師は元々は秋川歌舞伎あきる野座結成時から、義太夫三味線を習って弾いていたが、途中から説教に力を入れて、あきる野座を退座して、薩摩派説教節に活動の中心を移したかたです。詳しくは薩摩派のホームページを検索して調べてみてください。
個人的には私は、勝手に若松派の自称専属カメラマンで、若松若太夫三代目襲名披露から撮影させて頂いています。二代目薩摩若太夫の生声尾を聴いて、写真を撮れたのも良かった!!
二代目若松若太夫を戦後再び檜舞台に立たせた、青木さんの話は有名です。そのはなしは別の機会に!
2011年1月8日に八王子車人形との競演する会があります。
開場は成増駅そばの成増アクトホールです。
二代目若松若太夫を戦後再び檜舞台に立たせた、青木さんの話は有名です。そのはなしは別の機会に!
2011年1月8日に八王子車人形との競演する会があります。
開場は成増駅そばの成増アクトホールです。

日本の話芸の源流の一つである説教節、初代若松若太夫の芸は浪曲の一つの源流にもなっているようだ。
興味のあるかたは、ぜひ1月8日の若松若太夫の説教浄瑠璃鑑賞会にゆきましょう!!!
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