能面展と写真展2010/05/12 23:56

「能面を打つ」
新井達矢能面展&山口宏子写真展会場入り口
能面の写真
 新井師が8歳の時打った「もどき」と名前を忘れたもう一面の写真が印象に残った。(右側の白いボードは挨拶文とプロフィール)
制作写真
 般若面の制作過程
能面
 来場者右の「泥牙飛出」は13歳の時の作品。

 我々にはなかなか能面の善し悪しはわからない。素人でも造形については、型紙付きの能面制作解説本があるくらいだからできると思うが、ヌリと毛書き、そして裏面に差が出るような気がする。

 山口師の写真は面の出来るまで写真が、多すぎる気がした。もっと新井師の打った能面をつけて舞う写真が見たい気がした。(面の写真で、目のところのピントが微妙に弱い写真があり、気になった)
 (写真を撮っていると、はっとするような能面に出会うことがある。そういう能面に出会うと、撮影していて楽しくなる。)
 新井師の打った面は、たくさんの能楽師が使っており、将来を嘱望される面打ちだと思う。
 
 この能面展の前に、同じ銀座で開かれていた女流能面師の石原良子師と社中の能面展を見た。野村又三郎家の狂言師の奥津健太郎師から案内状をいただいたので拝見に行った。奥津師は三面出品しいた。
 
 奥津師は「釣狐」のヒラキに自分で打った狐を使用し、昨年の公演の「靭猿」ではご子息のために猿を打って舞台で使用した。

 石原師は岩崎久人師のところで面を打っていた頃から知っていたが、お会いしたのは初めてだった。
 十数年前、岩崎師のところで、能面を打っている大倉さんを黒川へご案内したことがあり、石原さんも機会があれば黒川へ行きたいとのことでした。(大倉さんは黒川能上座に能面を寄贈している)

 話がとんだついでに次回の黒川能公演は7月15日羽黒山花祭りの奉納公演(無料)。7月31日の黒川能水焔能(有料)8月14日荘内神社奉納(無料)がある。(くわしくは黒川王祇会館)
 話がまとまらなくなったのでEND

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