もうすぐ能郷の申楽能2011/04/04 13:15

 4月13日(水)岐阜県本巣市能郷で「能郷の能」が演じられる。
古い形の能で、黒川能、はね能などとともに能が大成する以前のかたちを伝えていると言われている。
能郷白山神社
白山神社
 右側の壁のない舞台が能を奉納する場所。
 可動式の舞台があるのだが、この日はすこし雨降りで上の場所を使ったようだ。(ここいらへんは記憶が定かでない) 





 この写真の撮影時期は1974年か1975年頃、岐阜から根尾村までバスで行き、役場あたりから歩いた気がする。
 撮影時にちゃんとメモをしていないので、あとで整理するとき何だか分からなくなってしまう。悪いクセである。

 このころは桜に興味が無く、淡墨桜には立ち寄らなかった。

 このあと平成6年(1994)10月7日(金)、淡墨桜の前に特設舞台を作り全国猿楽能サミットが開かれたときも撮影したが、フィルムのデジタル化はまだ済んでいない。
 参加団体と演目
青森県東通村 「下北の能舞」から 「鐘巻」
福井県池田町 「水海の能舞」から 「あまじゃんご」「羅生門」
島根県鹿島町 「佐陀神能」から 「御座」「八重垣」
岐阜県根尾村 「能郷の能」から 「田村」「鐘引」
 撮影後、黒川衆と西国札所33番の華厳寺の門前町にある旅館に宿泊して、翌日は皆さんと別れて帰途についたが、NHKラジオで、子供歌舞伎を近くでやっていると言うことで、場所を探した。
 子供歌舞伎各務原市の村国神社・村国座で、絵本太功記十段目を演じていた。私が入っている秋川歌舞あきるの座でも人気演目である。大歌舞伎でも出演者全員に見せ場があるので時々演じられる。
(8日(土)9日(日)の2日間で8日を撮影)

 「水海の能舞」はぜひみたい能である。2月15日なので、黒川疲れがとれたときは挑戦したい。 
 
 
 数年前に淡墨桜がメインで撮影に行ったが、そのときは舞台が新しくなっていた。淡墨桜は7分咲き位だった。

 能郷の演目
「能」 露払・翁・高砂・難波・田村・八島・羅生門
「狂言」百姓狂言・夷毘沙門・塩売山伏・二人大名・謎狂言
 烏帽子折・粟田口・鐘引・鎮西八郎為朝
 
 「能郷の能」と「水海の能」は白山をはさんで交流があった。ちょっと前に能面の貸し借りの文章が出てきて話題になった。

 もうすぐ「能郷の能」と「淡墨桜」の季節!!!